先日、先住犬を見送った朝のことを書きました。そのとき頭に浮かんだのが、『わすれられないおくりもの』という絵本です。

この本は、私が子どものころ、小学2年生と5年生の2回、読書感想文を書いた本でもあります。
今日は娘の話ではなく、私自身の感想文の話です。
小2で出会った、ちょっと難しかった本
小2のとき、どうしてこの本を選んだのかは、正直よく覚えていません。たぶん読書感想文の推薦図書か何かで、学校か親に渡された本だったと思います。
何を書いたかも、あまり覚えていません。ただ、ちょっと難しかった、という記憶だけが残っています。
じつは私、子どものころは読書の習慣がありませんでした。読書感想文の時期になったら、仕方なく読む。そんな子どもでした。
だから、この本も「大好きな本」というわけではなかったんです。
先生の一言で、小5でもう一度
小2から小5までのどこかで、担任の先生がこんなことを言っていました。
「少し大きくなってから、また同じ本を読んでみると、違う感想を持ったりするよ」
この言葉がなんとなく印象に残っていて、小5の読書感想文で、同じ本をもう一度選びました。
絵がきれいだったこと。死について、はじめて何かを感じた本だったこと。読書習慣のない私の頭にも、なんとなく残っていた本だったんだと思います。
小2から小5のあいだに、ほかに読み返したことはありません。3年ぶりの2回目でした。
3年たって、変わったこと
小5で読んだときは、小2のときよりも、一文一文の意味がわかるようになっていたと思います。
具体的に何を書いたかは、やっぱり思い出せないのですが(笑)
たしか、どちらも入賞していて、2年生のときのほうが上位だった気がします。どちらも入賞作品の作品集に載っていたような……。いつか帰省したときに探してみようかな。見つからない気もしますが(笑)
大人になって、もう一度手元に
大人になってから、この本を買い直しました。
子どもには素敵な絵本を届けたい、という気持ちがあって、絵本の宅配も使っています。でも私自身は読書習慣がなくて、これまで読んできた本はほとんどありません。
そんななかで、はっきり心に残っていた本。だから手元に置いておきたくなったのかな、と思います。子どもたちにも読ませてあげたいな、と。
娘の反応は「絵がかわいい」
子どもたちに渡したとき、娘は「絵がかわいい」と言っていたような気がします。
ただ、自分からぐいぐい読む感じではありませんでした。娘も、そのころはまだ読書の習慣がなかったので(笑)
最初に見せたのが何歳だったのかも……保育園?1年生?2年生?全部忘れている私です。
それでも娘は、この絵本をしっかり覚えています。
娘に話している「感想に正解はない」
今、娘の感想文にかかわるとき、この小2と小5のことを思い出しながら話すことがあります。
どんな感想も、そのときの自分の自然なもの。それでいい。
年齢や経験を重ねると、見え方が変わってくる。それもまた自然で、おもしろい。
「こうじゃなきゃいけない、ってことはないんだよ」
小4の娘は、最近また「感想文を書きたい」と言っています。いつか娘も、小2で書いた本をもう一度読んで、違う感想を書く日が来るかもしれません。そのときは、このブログに並べて載せたいと思っています。

この本について
『わすれられないおくりもの』は、森のみんなに頼りにされていたアナグマが年をとって死んだあと、残された仲間たちが、アナグマが教えてくれたことを一つずつ思い出していくお話です。
- 作・絵:スーザン・バーレイ
- 訳:小川仁央
- 出版社:評論社

