「読書感想文、どの本にしよう?」
夏休みの宿題が近づくと、本選びで手が止まる親子は多いと思います。
わが家の娘は、小2の1年間で9本の読書感想文を書きました。このブログには、その9本を「第1号〜第9号」として残しています。
今日は、その9冊を娘がどうやって選んだのか、そして親として本選びで気をつけていたことを、まとめて振り返ってみます。
娘が9冊を選んだ理由
まずは、娘が感想文の書き出しに書いた「その本をえらんだりゆう」を並べてみます。
| 号 | 本 | 娘が書いた「えらんだりゆう」 |
|---|---|---|
| 第1号 | エルマーのぼうけん | パパとの「読書ゲーム」のために選んだ |
| 第2号 | 大きい1年生と小さな2年生 | タイトルの名前がおもしろかった |
| 第3号 | ブレーメンの音楽隊 | 本の宅配で、ちょうど前の本を読み終わったころに届いた |
| 第4号 | ばんねずみのヤカちゃん | 絵が気になった |
| 第5号 | ずどんといっぱつ | 絵がむかしのような絵で気になった |
| 第6号 | もりのほんやさん | 絵がとても気になって、かわいいと思った |
| 第7号 | ロッタちゃんとじてんしゃ | 少し中身を読んだら、気になるところがたくさんあった |
| 第8号 | アルフはひとりぼっち | アルフの絵がかわいかった、屋根の上で何をしているのか気になった |
| 第9号 | ノンビリすいぞくかん | もくじを見たら海の生き物がたくさん書いてあった |
9冊のうち4冊が「絵が気になった」。小2の本選びは、大人が思うよりずっと「見た目」から始まっていました。

本選びで、わが家が大事にしていたこと
1. 「絵が気になったから」で十分
『ばんねずみのヤカちゃん』の編集後記にも書きましたが、選んだ理由は「絵が気になったから、見てみたいと思った」。それで十分です。
立派な理由がなくても、子どもが自分で手に取った本は、読み始めるまでが早い。親の役目は「それいいね、書いておこうか?」とメモしてあげるくらいでした。

2. 漢字の量より「気持ちと結びつけられるか」
低学年のうちは、「漢字が読めるか」よりも「自分の気持ちと結びつけられるか」を優先して選んでいました。
『ブレーメンの音楽隊』では、傷ついた動物たちに寄りそって「応援したくなった」と書けました。心が動く場面がある本は、感想が出てきやすいです。

3. 登場人物が少なく、テーマが一つの本
感想文に慣れないうちは、人物が少なく、お話のテーマが一つの本が書きやすいと感じました。
『大きい1年生と小さな2年生』は、対比がはっきりしていて、「どうしてそう思ったの?」の理由づけがしやすい本でした。

4. 学年より、読み切れる厚さ
本選びでは、学年の目安より「興味が持てるか」「読み切れる厚さか」を優先しました。
娘にとって最初の1冊『エルマーのぼうけん』は、絵本というには少し分量が多く、本と向き合った瞬間は構えていました(笑)。音読から始めて、途中からスピードが上がり、後半はあっという間に読み終わりました。

親がすすめた本は、どうだったか
第5号の『ずどんといっぱつ』は、私がすすめた本で、本人はあまり乗り気ではありませんでした。
それでも「くじけない」という言葉が出てきたので、書けなかったわけではありません。ただ、子ども本人が「これ読みたい」と言った本のほうが、次の読書へのハードルは下がると感じました。
その一方で、第7号の『ロッタちゃんとじてんしゃ』は、娘が最初あまり興味を持っていなかった本です。寝る前の絵本タイムに読んでみたら、興味を持ってくれました。
親がすすめるなら、「これで書いて」ではなく「一緒に読んでみない?」くらいの距離がちょうどよかったのかもしれません。
正直、乗らなかった回もある
第9号の『ノンビリすいぞくかん』は、娘もあまり気持ちが乗っていませんでした。感想文を書くことに、いよいよ飽きてきていた気がします(笑)
読むのも書くのも数日放置して、1か月くらい間があいたかもしれません。
それでも、最後の一文はおもしろかった。本選びがうまくいかない回があっても、それも記録のうちだと思っています。
こんな子に、この本
最後に、ママの振り返りで書いた「こんな子におすすめ」をまとめておきます。
- 絵本が好きな子に:『もりのほんやさん』
- 普段はおとなしいけれど、実はとっても好奇心旺盛な子に:『ロッタちゃんとじてんしゃ』
- 勝気な女の子に:『アルフはひとりぼっち』
- 海の生き物が好きな子に:『ノンビリすいぞくかん』
まとめ
9冊をふり返ってみると、うまくいった本選びには共通点がありました。
- 子どもが自分で「気になった」本であること
- 心が動く場面があること
- 読み切れる長さであること
本選びに正解はありません。でも、「この子は何が気になるかな?」と一緒に考える時間そのものが、感想文の準備になっていたように思います。


